推理小説「高橋克也─捕物帳─」Capture Project | 賞金首 | 最終更新: 2012年6月6日水曜日 |
20120604 高橋克也(櫻井信哉)の足取り
0930 夜勤明け、同僚の話により菊地直子(櫻井千鶴子)逮捕の報に接する。※顔色は変わらなかったようだ。想定の範囲内か、あるいは諦めの境地か。
1000 会社(川崎区大島上町1番2号)近くのコンビニ(ローソン大島上町店)で新聞を二紙と弁当を購入、寮の自室に戻る。※落ち着いて行動しているようだ。
1200 川崎信用金庫渡田支店の窓口で238万円を引き出す。一度に引き出すことができず、高橋のクレームになる。※地の性格が垣間見える。
1300 イトーヨーカドー(エスパ)川崎店でキャリーバッグ(コスビー社)(長さ64センチ、幅32センチ、高さ30センチ)(黒色に鮮明な青いライン)を5,990円で購入。
※防犯カメラの前に顔を晒しながら、しばらく(20分近くかけて)バッグを選んでいた。急いでいたはずの局面なのに。
1330 黄色い車体のタクシーに乗り込む。※下半身と特徴的なキャリーバッグだけが防犯カメラに捕捉される。この映像から人定は不可。
1430 会社の事務所に立ち寄り、併設された寮に戻る。※高橋の逃走行動は、川崎市内を起点にして、1430頃から開始さる。
1440 会社の上司等に「身内が危篤なので一週間位休みたい」と電話をかける。※捜査当局は、当該携帯電話機(電源ON時)のGPS座標点を把握しているはず。
1800 警察が、高橋の転居先とされる会社の寮に踏み込む。※高橋は「別の寮に転居」と同僚の住人。
1830 警察が、高橋の潜伏先(会社併設の寮)に踏み込む。
※部屋はもぬけの殻。なぜか「ゴミ箱」に中にキャリーバッグの購入レシートが残置。うっかり忘れたものではなさそうだ。
⇒ イトーヨーカドー(エスパ)川崎店の防犯カメラ映像への誘導を企図している可能性がある。
※警察の非常警戒線が張られたのは1830 - 1900頃と思料され、およそ240分の逃走機会を与えている。
⇒ 防犯カメラの解析により、鉄道あるいは航空機で逃げた形跡を認めず、高橋の所在は首都圏(およびその近郊)と推測される(20120605現在)。
プロファイリング
□ 潜伏を企図の場合
⇒ 神奈川
⇒ 東京都下
⇒ 静岡
⇒ 予め用意周到に準備されたセーフハウスの存在が必要条件
⇒ オウムと接点の無い協力者(社会人女性)の存在が必要条件
□ 機動を企図の場合
⇒ 東京都下
⇒ 埼玉
⇒ ウィークリーマンション
⇒ インターネットカフェ(非会員)(漫画喫茶)※高橋は漫画が好き(菊地直子の証言)。
⇒ ラブホテル(ビジネスホテル)※両者の中間の様な使い方をされているホテルがある。
⇒ 南千住
⇒ 外国人旅行者(貧乏旅行・バック・パッカー)に御用達のドヤ街格安ホテル
⇒ 熱海、その他リゾート、温泉地(草津は遠いか)
⇒ 分譲マンションの転貸は足が付かない。貸主(所有者・賃借人)がインターネット等を用いて直に客付けするため、仲介業者を介さないケースが多い。
□ 潜伏か機動か
⇒ リスクを承知の上で、(逃走行動の直前に)金融機関の窓口で預金238万円を引き出している。協力者不存在の公算大。
⇒ 会社の同僚以外に通話記録が皆無。他の通信手段の検証が必要だが、協力者不存在の公算大。
⇒ 菊地直子の話からも、協力者は存在しない公算が大きい。
□ 結論
⇒ 高橋克也は、機動を企図する(しかない)(はずである)。
⇒ 当初、警察の敷いた非常警戒線を突破していない。逃走起点から近くにいる。
人定・特徴
□ 身長約173センチ
□ 1958年4月26日生まれ
□ 甲高い声
□ 近眼
□ ガニ股で(肩で風を切るように)歩く。
□ 神経質で、ブツブツとよく独り言をいう。
□ 普段は真面目でおとなしいが、怒りの感情を抑制することが苦手で、何かの拍子にキレる。
□ 入寮する(2011年12月)まで住んでいたアパートメント(川崎市幸区南幸町3丁目26番102号)は、契約更新の際のトラブルで大家と揉めて退去した。
□ 右手に顎(あご)を置く(思案風)。微妙に生え散らかった不精ヒゲを指でつまんで抜いたりする。
□ 右手で、後頭部や側頭部を乱雑に掻く。
□ バッグは左肩にかける。
□ 手の甲がよく日に焼けている(理由は不明)(車の運転をよくやるのかもしれない)(色白で肌が弱く、色素敏感肌なのかもしれない)。
□ 頭皮がオイリー(脂っぽい)。
□ 交感神経過敏型の汗っかき。
□ 胆力があり、大胆な(突拍子もない)行動傾向がある。
□ 菊地直子の証言によれば、漫画がとても好き。満喫やブックオフ等に長時間滞在するという(未確認情報)。
画像引用※当局提供モンタージュ従前※厨:逃がす工作ではありません。
画像引用※当局提供モンタージュ従前※注:逃がす工作ではありません。
効果的な人相変化
□ 眉毛の形を変える。
□ (黒縁の)眼鏡をかける。
□ 髪形をかえる。髪の色をかえる。
□ 10キロ以上太ると、人相も体格も別人の様になる。この場合、偽名を使った対象の人定は極めて困難。
□ 現状、痩せ形の高橋が10キロ以上も痩せるのは難しい。病的に痩せると逆に目立ってしまう。数キロの減量で人相は変わらない。
逃走ルート
□ 鉄道
⇒ 形跡を認めず。※仮にこれで逃げていたとなると追跡は難しい。広域捜査でまた長期戦になる。※但し、逃走起点からの徒歩圏内では、JR浜川崎駅とJR扇町駅がいずれも無人駅である。
□ 飛行機
⇒ 形跡を認めず。※仮にこれで逃げていたとなると追跡は難しい。広域捜査でまた長期戦になる。
□ 徒歩
⇒ 当初機動の手段としてはあり得る。徒歩を中心として立寄り先を短く移動していく。※一番単純で簡単な逃げ方。日本警察の捜査手法(セオリー)に馴染むため、捕まる可能性が極めて高い。
⇒ 高橋に充分な準備と余力があるとすれば、この方法は選択しないはずである。※逆に、高橋の逃走目的が「捕まるため」の場合、この逃げ方を選択している可能性がある。
□ マラソン(ランナー偽装)
⇒ 当初機動の手段としては不適切。立ち寄り先で怪しまれるからである。
□ 自転車
⇒ ママチャリでは困難。不自然である。職務質問のリスクも高い。
⇒ ロードレーサーを装えば可能だが、立寄り先は限定される。移動中、帽子とサングラスで人定が難しい。
□ 路線バス乗り継ぎ
⇒ 可能。今回の逃走に適している。予め用意周到に経路を練っていたとして、240分の間でどこまで逃げ切れるかは不明。
□ タクシー乗り継ぎ
⇒ ドライブ・レコーダーが普及しており、車室内も音声録画されている。高橋は警戒しているはず。
□ 原付
⇒ 可能。ホンダ・カブで新聞配達を装う等。
□ バイク
⇒ 可能。今回の逃走に適している。フル・フェイス・ヘルメット着用で人定が難しい。240分の逃走機会があればかなりの確率で逃げ切れる。
⇒ 交通事故のリスクが割と高い。オートバイの運転は日常的に訓練しておく必要がある。急には無理。
⇒ 盗難バイクを乗り捨てていくやり方は、探知されるリスクを伴う。
□ 自動車
⇒ 可能。介護タクシーに偽装したワンボックス車両や会社名入りの営業車両を装う等。但し、Nシステムに捕捉されるリスクと、駐車場で目立つリスクがある。
主要国道
□ 国道16号
⇒ 神奈川県
⇒ 埼玉県川越市
□ 国道1号
⇒ 東京都下(五反田・蒲田・大森・大井)
⇒ 静岡県
□ 国道254号
⇒ 東京都板橋区
□ 国道463号
⇒ 埼玉県さいたま市
□ 国道17号
⇒ 埼玉県(戸田市・蕨市)
□ 国道298号
⇒ 埼玉県川口市(鳩ヶ谷市)
□ 国道4号
⇒ 南千住
⇒ 埼玉県越谷市
身元不明の偽名で日銭を稼ぐなら
□ 孫請け介護
□ 孫請け土建
□ 孫請け警備(交通整理)
□ パチンコ住み込み
□ ドヤ街の住人になる
疑問点
□ 菊地直子(櫻井千鶴子)の捕まり方が不自然。手配写真と比べて、人相も体格もまったくの別人で、外見から人定不可能である。
⇒ 長く地域に溶け込んで生活してきた偽名の人物が、突然通報される不思議。何か事情がありそうだ。
画像引用※菊地直子(櫻井千鶴子)2003年- 2005年頃撮影画像引用: ミヤネ屋2012
⇒ 一部報道によれば、菊地直子の同居人(事実婚・内縁の夫)だった高橋寛人(手配犯と知りながら匿ったとして自首、逮捕)が、何らかの理由でこの秘匿情報を漏えいした可能性が指摘されている。※要検証
⇒ 一部報道によれば、通報したのは高橋寛人(容疑者)の実兄だという。※要検証
□ 神奈川管内の事件なのに、なぜ警視庁なのか。
⇒ 何か裏がありそうだ。ひょっとして外事案件なのか。※これは推理小説、あくまで「売文屋の与太話」として読んで下さいね!
⇒ 推理小説的には、公安警察と公安調査庁との綱引き、鍔迫り合いがあったら面白い。
⇒ ひょっとすると手配犯の3人はとっくに捕捉されていて、何らかの理由で見過ごされていたとか。※これは推理小説、あくまで「売文屋の与太話」として読んで下さいね!
□ 高橋克也は、今回の逃亡行動の直前まで、熱心に防犯カメラの研究を行っていた形跡があり、防犯カメラについて高いレベルの知見を有している可能性が高い。※1
⇒ 無思慮にカメラの撮影範囲に入ったり、逆に推定経路上に設置されたカメラに映っていなかったりして、意図的に自身の露出をコントロールしている可能性がある。
□ キャリーバッグの購入レシートを、なぜ潜伏先の寮の部屋の「ゴミ箱」に残置したのか。
⇒ わざわざ特定の容易な色と形状(長さ64センチ、幅32センチ、高さ30センチ)(黒色に鮮明な青いライン)のキャリーバッグを購入した理由は何か。
⇒ 不鮮明な防犯カメラ映像であっても、バッグの色や形状によって人定が可能である事を、防犯カメラの研究に熱心な高橋克也が知らないはずがない。
⇒ イトーヨーカドーの防犯カメラを通して、自分の姿形とキャリーバッグの色や形状を印象付けている可能性を認む。何らかの意図的な工作か、あるいは当方の考え過ぎか。
□ なぜ防犯カメラに捕捉される地点でタクシーに乗ろうとしたのか。※2
⇒ 当該映像は約2分間に渡り、高橋克也と推認される人物の下半身と、直前に購入したキャリーバッグしか映っていない。つまり人定不可。
⇒ わざわざこの場所から、通りすがりのタクシーを停めて乗り込まなければならなかった合理的な理由があるか否か。
⇒ 20120605以後、この特徴的なキャリーバッグの目撃情報には注意しなくてはいけない。捜査かく乱の用に供するツールかもしれない。しかし、そこまでする協力者はいない様だ。
※1: | 高橋克也の部屋から防犯カメラの性能の解説書(雑誌)(2009年3月28日発行『防犯バイブル09-10』三才ムックvol.238)(三才ブックス)が発見される |
※2: | 6月4日13時30分頃、イトーヨーカ堂(エスパ)川崎店付近からタクシーに乗り込む際の防犯カメラ映像 |
□ 高橋は、「捕まるために」逃げているのか。
⇒ まぁ、与太話です。あまり深く考えない方が良さそうです(汗)…まだ二日だし(笑)
⇒ 目撃情報が全くないまま十日くらい経過して、ある日突然、よくわからない雑魚に「通報されて」捕まったりしたら(菊地直子と同じ)、少し考える余地がある…かもしれない。
手配犯の人相の研究 - 菊地直子
⇒ 手配写真が、逆に犯人の逃亡の助けになる場合がある。
画像引用※護送時、うなだれる菊地直子。手配写真とはまるで別人の様である。2012年6月3日夜。
画像引用※14歳の頃、バスケ部の集合写真 時は団塊ジュニア受験戦争の時代だった。 直子は倍率15倍以上の難関を突破して、名門の大阪教育大学附属天王寺中学校に進学し、バスケットボール部に所属。 偏差値70超の才色兼備、文武両道の優等生だった。 |
⇒ 手配犯の人相は、大人になる前の中高生の頃の写真の面影が参考になる場合がある。
画像引用※18歳の頃、オウムに入信した頃の写真 府下屈指の名門校、大阪教育大学附属高等学校(天王寺校舎)へ進学し、陸上部に所属。 マラソンで痛めた足の治療のためにヨガ教室に通い始め、オウム教祖の著作に接する。 高校3年生の1989年12月27日、家族の強い反対を押し切り、オウム真理教に入信。 |
⇒ モンタージュ
画像引用※モンタージュ1(独自に編集加工を追加)※このレベルなら役に立ったはずだ。※標準モンタージュ
画像引用※モンタージュ2(独自に編集加工を追加)※このレベルなら役に立ったはずだ。※やや痩せ形モンタージュ
画像の引用は、報道、批評、研究その他引用の目的上正当な範囲内で行うものです。削除要請 |
高橋克也キャプチャー・プロジェクト2012 - KT Capture Project 2012│高橋克也を捕まえ隊│以上の公開情報「高橋克也─捕物帳─」は、当方の私的な研究関心であり、推測に基づく独自見解です。
青山吉伸:
荒木浩:
石川公一:
遠藤誠一:
佐々木正光:
上祐史浩:
高山勇三:
土谷正実:
富永昌宏:
豊田亨:
中川智正:
野田成人:
端本悟:
林郁夫:
広瀬健一:
村井秀夫:
森正文:
渡部和実: