│ベーシック・インカム(BI)研究│人工都市│人造都市│チャーターシティ│アップルトピア│民意投票のジレンマ - voting paradox│ |
※以下、朝日新聞 2012年(平成24年)2月27日 月曜日 朝刊(1面・2面)カオスの深淵「市場の正体」(第2章)より<<引用>>
「海上国家」構想 | |||
□ | 海上に建造物をつくって「国」にする | ||
□ | <中略>※朝日新聞に課金して読んでみてください。 | ||
□ | 一から社会をつくる。例えば、限りなく規制がない社会 | ||
□ | 人々がいくつかの「国」の中から選べるようにして競争を促す | ||
ホンジュラスに計画されている「チャーターシティー」構想 | |||
□ | 人が住んでいない場所に「街」をつくる | ||
□ | <中略>※朝日新聞に課金して読んでみてください。 | ||
□ | ホンジュラスの司法権は及ばない | ||
□ | 「市場」が最も機能しやすい仕組みをつくる |
国を見限り「選ぶ自由を」
今から40年後、米サンフランシスコ沖の水平線に、いくつもの人工島が浮かんでいるかもしれない。
住むのは、既存の国を見限った人たちだ。彼らは、環境や制度など自分の好みで島を選んで「社会」を営む。各島の「政府」は豊かさをもたらすために、企業のように競争する。
こんな人工国家構想群の実現を目指す <中略>ユートピアならぬ「アップルトピア」
<中略>
「民主主義は多数派をつくらないと、社会を変えられない。でも、競争は違う。スピードがある」。意見の違う人たちが話し合って、合意や妥協を探る行為を無駄と考える。同じ考えの持ち主だけで「社会」をつくれば手っ取り早い。ほかの人はそうやってできたいくつもの「社会」の中から、好きなものを選べばいいというわけだ。パソコンやケータイの機種を選ぶように。
<中略>
競え競え 政治はいらない
社会とは市場、市民とは消費者―――。
この構想に150万㌦以上の資金を提供する <中略>氏は、規制がほとんどない国の設立を夢見る。オンライン上の決済システム <中略>を立ち上げ、 <中略>も多額の投資で後押ししてきた人物だ。
「08年の金融危機以降、市場への規制強化を求める市民を見ればわかる。今や自由と民主主義は両立しない」
<中略>
人工都市構想 ― 世界中から企業を誘致
「貧困からの自由」という夢を市場に託そうとしている国がある。そのために憲法まで変えた。
中米のホンジュラス。人口約750万人、コーヒーやバナナの輸出に依存し、国民の6割は国が貧困とする水準の生活を送る。外国企業を呼び込むために「人工都市」を造る。そこには国家の司法権さえ及ばないようにするという。
<中略>
「スピードがある。やはり市場は政治よりパワフルだ」
<中略>
市場の力を最大限に生かす人工都市をつくるアイデアは最近目立ち始めている。経済成長論で知られるニューヨーク大のポール・ローマー教授が提唱する「チャーターシティー」構想もその一つだ。
<中略>
利権や汚職などでがんじがらめになった政治にとって、競争によってスピーディーにものごとを進める市場はまぶしく映る。
<中略>Charter city Paul Romer
※この記事を書いたのは、高久潤氏(朝日新聞の記者)。高久潤 (juntakaku)さんはTwitterを使っています | Copyright c 2012 高久潤. All Rights Reserved. |
⇒ IMHD(global20120229.html)は「ベーシック・インカム研究」の用に供するため、この朝日新聞の署名記事を引用しています。<中略>※朝日新聞に課金して読んでみてください。町田正
【ご意見や取り上げてほしいテーマを電子メール(chaos@asahi.com)でお寄せください。】(紙面より引用文) |
※以上、朝日新聞 2012年(平成24年)2月27日 月曜日 朝刊(1面/2面)カオスの深淵「市場の正体」(第2章)より<<引用>> |
膨大な数の記事の中に埋もれてしまうトピックを引用し、保持する目的により著作物の利用を行います。この場合において、その引用は、公正な慣行に合致するものであり、かつ報道、批評、研究その他引用の目的上正当な範囲内で行うものです。削除要請 IMホールディングス│IM HOLDINGS, Fund